長かった茂原工場での工場実習も6月末日を持ってようやく終了。
7月からは三ヶ月のコンピュータ実習。蒲田でJRに乗り換え、川崎の事業所まで通勤の日々に。コンピュータの歴史からはじまって、その中の日立の位置づけを学習する。続いて、連日、「COBOL」によるプログラミング。前提として、チャートを使った開発手法などを勉強。
ついこの間までブラウン管のネジ締めの日々だったので、ギャップに戸惑う。理系のコンピュータ専門に勉強してきた面々から見れば、簡単なことなんだろうけど、僕には理解するのに苦労する。この瞬間、あぁ、オレは営業に行くんだなと感じていた。ところが、同じようなチンプンカンプン系の女子社員たちはまともに勉強をしようともしていないばかりか、
「あたしは、えいぎょうむりだから、SEなのよねぇー」
とか言ってる。いくらバブルとはいえ、数だけ揃ってるんでいいのかなぁ・・・。
当時、「ウォーリーを探せ」はまだなかったけど、僕はそういう多くの視覚的情報の中から間違いや、類似やらを探すのが得意で、この能力はチームでプログラミング開発しているときに大いに発揮された。また、学生時代に心理学的な領域をやっていたからというわけではないけど、人間がやってしまいそうな間違いの推察もわりと得意。とにかく、バグを見つけるのが速いのだ。
人間、やっぱり麻雀や、モノポリーで鍛えられるんだなと感じる毎日。
(つづく)
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